NIPTってどんな検査?
NIPTってどんな検査?
NIPTとは、新型出生前検診のことをいいます。妊婦さんから採血するだけで胎児のダウン症や18トリソミーなどの染色体異常を調べることができます。
従来の検査では、早くても妊娠11週以降にならないと検査ができませんでしたが、NIPTは妊娠10週0日目から検査することができます。
羊水検査や絨毛検査では100分の1の確率で流産のリスクがある、といわれていますが、NIPTは採血だけなので、流産のリスクがありません。
検査にかかる時間はわずか30分程度です。
検査の精度が高いのが一番の特徴で、感度は96.5%、特異度は99.9%の精度を誇っています。
ただし、この検査は、結果が「陽性」と出ても染色体の異常を確定するものではありません。
そのため、陽性とでた場合には羊水検査を受ける必要があります。
また、高齢でも夫婦同伴でなくても検査は出来ますが、デリケートな検査なので必ず事前にしっかりとカウンセリングを受ける必要があります。
NIPTの遺伝カウンセリングで分かること
NIPTを実施する場合には、検査の前後に遺伝学の知識を持つ専門の医師による遺伝カウンセリングを受ける必要があります。
実際にカウンセリングでは何が分かるのかというと、NIPTを受ける際の方法や検査で分かる内容、結果がどのような意味を持つのか等です。
また、結果を受けた後にどのように考えて行動していくかという点でも非常に役立ちますので、NIPTを選択する人にとって必要なことです。
検査の意味を正しく理解するという点でも有効となりますし、自分たちに合った選択をすることにもつながります。
精度の高さから確定的検査だと勘違いしてしまうケースもありますが、曖昧な知識のまま受けてしまうと納得のいく結果が得られません。
カウンセラーはたくさんのご家庭の方々を話をしてきて、それぞれを良い方向へと導いてくれるプロフェッショナルです。
もちろん分からないことがあれば質問できますので、事前に分からないことをまとめておくと良いでしょう。